Visual Studio コミュニティ とは
Windowsのアプリ開発ならマイクロソフトのVisual StudioのIDEが一番使い勝手が良いと思いますがライセンス価格もそれなりにしますしちょっと試してみたいという事もありますよね。
無償版 Visual Studio Professional
もし無料で使えたらと思いますが、あるんです「Visual Studio Community」というものが。しかもVisual Studio proと同等の機能が使えます。
無料で誰もが使える?規約違反にならないために
やった!フリー!と使い始めるのはお待ちください。無料で使うのには条件がありますのでその条件を説明していきたいと思います。
詳細な規約は以下のリンクにあるのですがなにやら細かい字でごにゅごにょと書かれていますので要点だけ説明したいともいます。
企業で商用アプリを作成される際は規約をしっかり読まれて理解さえることをお勧めします。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/license-terms/mlt031819/
個人
あらゆる個人開発者は Visual Studio Community を利用でき、無償または有償のアプリケーションを作成できます。
個人で開発に使う分には無償のようです。MS太っ腹!!
企業
PC 台数 250 台未満かつ年商 1 億円未満の企業や団体は、これに当該する組織のアプリケーション開発においては Visual Studio Community を 5 名まで利用可能
上記の条件を満たせば企業でもVisual Studio Communityを無償で使用可能です。ただし外部企業からの委託開発では使用できません。例えば
団体
– 研修環境、学術的研究、OSI が認定するオープン ソース ソフトウェア ライセンスに準拠したオープン ソースの開発者プロジェクトに利用する場合、企業体は何人でも Visual Studio Community を利用可能
オープン ソース ソフトウェア開発に対しては無償で何人でも使用可という事が書かれています。マイクロソフトはオープンソースソフトウェアに寛大なようですね。
評価期限
評価期限というものがありその期間は「30日」となります。ただ、30日過ぎる評価期間が切れました。とIDに表示されますがマイクロソフトアカウントを取得してサインインする事により引き続き使用することができます。
「Visual Studio Community」最新版 ダウンロード
「Visual Studio Community」 最新版は以下のリンクからダウンロード可能です。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/
Visual Studio Communityの最新版は2019/5 の時点でVisual Studio 2019 Communityです。
Visual Studio コミュニティの機能制限、違い
Visual Studio CommunityとVisual Studio Professionalは同等の機能と書きましたが厳密にいうと少し違います。その違いを解説したいと思います。以下の機能比較表をみれば機能面でVisual Studio Professionalと同等であることがわかります。
Visual Studio 2019 からCommunityでも「CodeLens」が使える
これは嬉しいですね。メソッドの上部に参照先などが表示される機能ですがVisual Studio 2017 Communityまでは「CodeLens」が機能制限で使用できませんでした。しかし、Visual Studio 2019 Communityからは機能制限が解除され使用可能となっているようです。「CodeLens」は私もいつも使用していて便利なので嬉しい変更ですね。
まとめ
1ライセンス数万円もするVisual Studioが条件によっては最新版を無償で使用できることは大変すばらしいと思います。個人でちょっとプログラミング触れてみたい方は是非利用することをお勧めします。しかしVisual StudioはVerUpを重ねるたびにパワーアップされてAIで強化されたIntelliSense機能なんかも搭載されました。なんだかすごいですね。早く試してみたいです。