Steamのゲーミングデバイス「Steam Deck」をはじめとして、Windows ポータブルゲーミングPC も続々発売され盛り上げってきているポータブルゲーミングPC ですが一体どれを選べばよいのか?評判は?価格は?という事で最新情報をまとめてお伝えしてしていきます。
大本命 Steam Deck
まず、ポータブルゲーミングPCの大本命「スチームデック」です。PCゲームで圧倒的な知名度と販売数を誇る「Steam」が発売したポータブルゲーミングPC です。
スチームが発売するだけありOSは独自のSteamOSでゲームに特化しています。FSPからRPG,STRゲームまでありとあらゆるゲームを快適に操作できるためにジョイスティック、ボタンなどの操作部もかなり考えられた配置となっています。
サイズと重さは任天堂Switchと比べるとわかりやすいのでサイズと重さを比べてみましょう。
Steam Deckのサイズ
Steam Deck | Nintendo Switch | |
幅 | 298 mm | 239 mm |
縦 | 117 mm | 102 mm |
厚さ | 49 mm | 28.4 mm |
Steam Deckの重さ
Steam Deck | Nintendo Switch | |
重量 | 669 g | 398 g |
幅は6センチほど長いですね。縦は1.5センチほど大きく厚さは2センチほど大きいです。スイッチより一回り大きいという感じですね。重さはSteam Deckが約270g重いです。ポータブルゲーム機で270gは結構な差となりますね。ただ、その他スペックを考えるとスチームデックが上なので重量増は仕方ないところかなと考えます。ただ、スチームデックにもドッキングステーションがありドッキング時はモニターに画面を映すことができるので据え置きで使うなら重さは気にはならないでしょう。
Steam Deckのバリエーション
Steam Deckは一種類だけでなくいくつかのスペックによるバリエーションが存在します。一番大きな違いはストレージ容量です。もっとも安価なタイプは64GのeMMC、真ん中のグレードはNVMe接続SSDの256GB、最上位のグレードはNVMe接続SSDの512GBとなっています。一番安価なバリエーションは容量が64GBと少なく最近のAAAタイトルを遊ぼうとするとかなり厳しそうです。かつeMMCでリードライト速度も遅いのであまりお勧めはではないですね。
あと、最上位のバリエーションはプレミアム防眩エッジングガラスで要は液晶に光が反射しにくい加工がされ見やすくなっています。
Steam Deckの価格
かなり気になりますね、重要な価格です。海外の販売価格となりますが一番安価なバリエーションで$399で日本円にして130円換算で50000円ほどでしょうか。最近の円安で割高になってしまうのが悔しいところです。真ん中のグレードだと68000円ほど、最上位で84000円ほどです。
正式な日本での販売価格は不明ですがSteamさんの善意で何とかお安く販売してもらいたいところです。
こう見ると再安価グレードはお安いのですがストレージが心もとなくもう少し出して真ん中のグレードがベストバイな感じがします。最上位の8万超えは割高に感じます。
バリエーション | 価格 |
64GB | $339 |
256GB | $529 |
512GB | $649 |
Steam Deckの処理速度
価格もゲーミングPCと比べて大幅に安くいいんじゃね?と思いますが実際満足にゲームができるか?気になりますね。CPU,GPU(SOC)のスペックは以下になります。AMDのZen2ベースですね、これはPlaystation5、Xbox Series Xと同じアーキテクチャで動作クロックも同等のものです。え、じゃあPlaystation5、Xbox Series Xとおんなじぐらいの性能?といえばそうではなくGPUの性能差が結構あります。GPUも Playstation5、Xbox Series Xと同様のAMD Radeon™ RDNA 2 GPUですがSteam Deckではかなり性能を落としたものが搭載されています。
Playstation5、Xbox Series XのGPU演算能力はおおよそ10TFLOPSですがスチームデックは1.6TFLOPSと1/6程度の処理速度となっています。コンパクトかつバッテリー駆動のポータブルゲーム機なので仕方ないですが任天堂SwitchのGPU処理能力は0.39TFLOPSといわれていますからポータブルゲーミング機と考えるとかなりのハイスペックです。
あと、Steam Deckの画面解像度は 1280 x 800pxなのとSteamのゲームがSteam Deckに最適化されていることを考えるとガクガクしてゲームにならないという事はなさそうです。実際、主要人気ゲームがストレスなく動くという声が多いです。
Steam Deck | |
CPU | x86-64-AMD Ryzen™ "Zen 2" 最大3.5Ghz(クロック可変) |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2 GPU 浮動小数点演算: 1.6TFLOPS |
Steam Deckの発売日
じゃあ、さっそくSteam Deck欲しい、という気持ちにもなると思いますが残念ながら欧州、北米のみの購入可能でまだ日本では発売されておりません。Steamからは2022年中に日本でも購入できるように尽力するという事なのでもうしばらく待ちましょう。
Steam Deckの良いとこ悪いところ
良いところ
・SteamのゲームがSteam Deckに最適化されている
・比較的低価格
・故障してもユーザでパーツが購入、交換可能
悪いところ
・やや大きい、重い
・日本でまだ未発売
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対抗馬 AYANEO シリーズ
ポータブルゲーミングPCの中でもSteam Deckの対抗馬とみられているのが勢いのある「AYANEO」シリーズです。「AYANEO」は2021年にクラウドファンディングで世界初のAMD搭載ポータブルゲーミングPC「AYANEO」販売し成功を収めたプロジェクトです。
そのプロジェクトを中国の深圳のWEB開発会社経営者が買収し量産化しています。この経営者はかなりのゲーマーらしくそのこだわりが「AYANEO」からも感じられます。
AYANEO シリーズ
AYANEOではいくつかのポータブルゲーミングPCを発売しています。現在発売されているのはAYANEO 2021とAYANEO NEXTです。 軽量で低価格なAYANEO AIRは2022年の夏、AYANEOの後継機種AYANEO2は2022年の秋以降の発売となるようです。
では現在発売されているAYANEOの機種についてみてみましょう。AYANEO 2021とよりハイエンドなAYANEO NEXTがあります。サイズはSteam Deckと任天堂Switchの真ん中程度のサイズで大きすぎず、小さくもないといったサイズ感です。重量はスチームデックとほぼ同じ重量ですね。
CPUについてはAYANEO NEXTはRYZEN 5000シリーズを搭載していてアーキテクチャはZEN 3,7nm,8コア/16スレッドとなりスチームデックより高性能だと考えられます。なので同じゲームでもAYANEO NEXTの方がややスムーズに動くのではないかと思われます。
シリーズ | サイズ | 重量 | CPU |
AYANEO 2021 | 255×106×20 | 650g | AMD Ryzen5 4500U |
AYANEO 2021 pro | 255×106×20 | 650g | AMD Ryzen7 4800U |
AYANEO NEXT | 267×112×30 | 720g | AMD Ryzen7 5825U |
AYANEO 価格
価格は以下となっておりスチームデックと比べれば高価格となっています。ゲーミングノートPCに近い価格となっていますが構成されるパーツがゲーミングノートPCと同等のものですから妥当な価格設定だと思います。
シリーズ | 直販価格(税込み) |
AYANEO 2021 | 115,700円 |
AYANEO 2021 pro | 138,800円 |
AYANEO NEXT | 163,800円 |
Steam Deckとの比較
では、AYANEOの新製品AYANEO NEXTとSteam Deckの詳細スペックを比較してみましょう。Steam Deckのスペックもかなりのものですが後発のAYANEO NEXTはCPUがZEN3とSteam Deckよりも新世代のアーキテクチャとなっておりなおかつ動作クロックも高いです。ストレージもAYANEO NEXTは1TBとなっています。
しかし価格差がおおよそ10万円程度差がありSteam deckのコスパがいかに高いかがわかります。Steam Deckが優れているところはGPUのアーキテクチャとメモリがLPDDR5であるところでしょうか。この価格で出せるはすごいと思います。
Steam Deck (ミドルグレード) | AYANEO NEXT | |
CPU | AMD Ryzen "Zen 2" 2.4~3.5GHz | AMD Ryzen™ "Zen 3" 2.0~4.5GHz (5825U) |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2 GPU | AMD Radeon™ Vega 8 2000MHz |
サイズ | 298×117×49 | 267×112×30 |
重量 | 669g | 720g |
ストレージ | 256GB( (NVMe) | 1TB( (NVMe) |
メモリ | 16 GB LPDDR5 | 16GB LPDDR4 |
ディスプレイ | 7.0インチ 1280 x 800px | 7.0インチ LCD IPS/1280×800 |
バッテリー | 40Wh | 47Wh |
価格 | 約68,000円 | 163,800円 |
新の対抗馬は今後発売モデルか
AYANEO NEXTとSteam Deckを比較してみましたが価格差が大きく私的な感想ではSteam Deckに軍配があがると思います。しかしAYANEOの今後発売される「AYANEO AIR」「AYANEO 2」ではSteam Deckを意識してより低価格で高性能になるのではないかと予想します。
軽量薄型 AYANEO AIR
かなり任天堂Switch Liteを意識したデザインのように見えますがなんと重量395gと任天堂Switchより軽量で薄さはSwitch Liteとほぼ同じということでポータブルをかなり意識した機種です。CPUに関してはRyzen 5 5560U か AYANEO NEXTと同じRyzen 7 5825Uが搭載されます。おそらくAYYANEO AIR proにRyzen 7 5825Uが搭載されると考えられます。ディスプレイは解像度1080pの5.5インチOLEDと発表されています。
期待の後継機種 AYANEO 2
AYANEO 2021の後継機種「AYANEO 2」です。Steam Deckのライバルとしてかなり期待が持てるスペックとなっておりCPUにはAMD Ryzen 7 6800Uプロセッサー、GPUにはRDNA 2グラフィックスと間違いなく処理能力的にはSteam Deckより上をいっています。
真の対抗馬か AYANEO 2 GEEK
スゴイの出てきました完全にSteamDeckをライバルとして出されたようなモデルです。「AYANEO 2」に廉価版という位置付けでCPUはAMD Ryzen 6600U とAMD Ryzen 6800Uの2種類が用意されています。AYANEO 2との違いは液晶ディスプレイ、ストレージ容量、WIFI規格などが異なるようです。
2022年11月末に出荷予定で気になる価格はAMD Ryzen 6600U 512GB版が699ドル、6800U 512GB版が799ドルということでSteamDeckと同価格帯となっています。これは期待大ですね!
AYANEO の良いとこ悪いところ
良いところ
・直販、Amazonなどで購入可能
・Windows機なのでゲーム以外の用途にも使用可
・バリエーションが豊富
・今後の新機種に期待大
悪いところ
・高価格
・故障時のサポートなど未知数
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